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6章:白い雪と共に
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冬も終わりに近付いたある日。
私達は、いつものように激しいセックスの後の、甘い余韻に浸っていた。
私はニートムの胸に顔を当て、瞳をとじている。
『詩織…』
私は視線だけをニートムに移した。
『今まで、いろいろ隠し事をしてごめん…。僕のことを信じられなくなったりもしたよね?』
私は目を見開く。
更にニートムは続けた。
『詩織に沢山話さなくちゃならないことがあるんだ…今夜は帰らないでもらえるかな?』
『えっ…』
ふとバックの中の携帯が気になった。
家にはメールを入れておけば…大丈夫かな。
『うん…わかった…』
私は今、大好きな人と一緒にいます。
そんな文面が浮かんだ。
『詩織、僕はね…この家の精霊なんだよ…』
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ニートムの家 ©著者:紅葉
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