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2章:家主
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しばらくキスが続き、ニートムの唇が離れた。
私は目を開けると、ニートムは私を見つめて微笑んでいる。
それからまた、首元へのマッサージが再開された。
『詩織…可愛いよ…もっと愛したい…』
耳元で囁かれながら、マッサージを受け続けた。
私がポカンとしていると。
『はい、今日の施術はこれまで。』
ニートムは、私の肩をポンポンと叩いた。
『えっ…あ…』
私は少し残念な気持ちで、ニートムが離れるのを見ていた。
ニートムはボトルを棚に戻すと、まだベットに座っている私の横に立った。
『詩織は特別。料金はいらないから、来たい時においで。』
そう言って身体を屈め、また優しく唇を重ねた。
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ニートムの家 ©著者:紅葉
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