ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

15章:父さんが出ていった (1/1)

15章:父さんが出ていった

仕事が一段落したんだと思う。父さんは家にいた、いつからいたのか記憶にない。産んだ人が唐揚げをこがしたのを、父さんは気にせずうまいと食べていた。固くてやたら大きな唐揚げだけど、父さんは文句もいわず食べていた。 家にいるとき、父さんはよく体を鍛えていた。私を背中に乗せて腕立て伏せをしたのを覚えている。 ある日、父さんと産んだ人は喧嘩をしていた。今まで見たことのないくらいの喧嘩。子供ながらに、緊張とドキドキが止まらなかったのが記憶にある。 父さんが私に「母さんにごめんて伝えて」と言ったので、私はそのまま伝えた。でも産んだ人はなにやら怒鳴りちらした。 それが聞こえたのだろう。父さんはカバン1つだけ持って出ていった。 産んだ人が何と怒鳴りちらしたのか記憶にはない。酷い言葉だったと思う。 父さんと過ごした時間が短いので、その時は悲しいよりなんだか怖かった。
17 /26

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

記憶のデータ ©著者:ママン

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.