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13章:幼稚園。お迎え。オネショ。
短い間しか行かなかった幼稚園。嫌な思い出しかなく。消したい記憶の1つ。 私はオネショの癖が治らなかった。産んだ人は、オネショをしても敷物を代えてくれず、一晩中そのままだった。 そのせいで掛け布団はアンモニアの臭いが染み込み、布団に入ると目にしみたことを覚えている。 そんなだから、勿論私の体も臭く、幼稚園では嫌われていた。「何でいつも臭いの?」「お風呂入らないの?」「気持ち悪いから出ていけ」「並ぶな臭いの移る!!」「帰れば?」ありとあらゆることを言われる毎日。なんとなく知らないふりをする先生。 ある日産んだ人は時間になっても迎えに来なかった。 一人で待った。 でも来ない。私は歩いて帰った。すごく遠い距離だったと思う。 記憶をたよりに、ずっと歩いた。 途中怖くなり何度も泣きそうになりながら…。 半分くらいまで歩いて、産んだ人は車で横付けしてきた。「何で歩いてんのさ、今向かってたのに」と言われた。 何だか腹が立った、すごく腹が立った。 ふて腐れて可愛くないと怒られても気にならなかった。
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