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3章:急速 (10/10)

私は自分がどのレベルの女か、
自覚しているつもり。


別段美人というわけでもない、
スタイルだってよくない。

それなりに気は使っているけれど、男性にチヤホヤされたりするタイプではないし、
性格だって、女らしさは微塵もない。

ネガティブで理屈っぽく、
世の中になんの興味もない卑屈な人間なのだ。


だから私は恋愛に関して、自分が好きになった人にアプローチをしたり、気持ちを伝えたりすることはない。

どうせ実らないなら傷つきたくない。


ましてや相手がホストなら

私はこの人とこれ以上関わっちゃいけない。


危険信号。
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The Lie ©著者:たつひ

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