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「これなら、家の前でも出来るよ」
「どうして?」
「ぶら下げて火を付けると、火の玉が出来て、パチパチ小さな火花が出るだけだからさ。すぐに落ちてしまうんだ」
「じゃあ、これもやっちゃおうよ」
「そうだな、折角だ」
僕達はアパートの隅で線香花火を手にしゃがみ込んだ。
「ルイ、どっちが長持ちするか競争しよう」
「うん♪負けないよ」
同時に火を付けると、手元で線香花火がパチパチと音を立てて火花を出した。
「僕は、さっきのよりこっちの方が好き」
ルイはそう呟いて僕を見た。
.....えっ.....何故?
.....どうした、ルイ?
.....何でそんな悲しい顔をする?
線香花火競争はルイの圧勝だった。
「さあ、これで終わりだよ」
最後の2本を1本ずつ手に火を付ける。
すると、ルイは僕の花火の火の玉に自分の花火をくっ付けた。
「夢也.....体は結ばれなくても、この花火みたいに、僕達の心がひとつになれたらいいね」
.......ルイ.....?
まさか、愛してるって本気で言っていたのか?
.....僕は.......僕はどうなんだ?
.....分からないよ、ルイ.....。
無情にも線香花火の火の玉はポトリと落ちてしまった。
「夢也、また固まってるの?ほんと堅物だなぁ。部屋に帰ってテレビでも観ようよ」
「あ、ああ」
返事をして立ち上がったものの、さっきのルイの言葉が頭から消える事は無かった。
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