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4章:第四章 (6/6)

「なんだ、お腹いっぱいになったら眠くなったのかい?」



「うん、ちょっとね」



「そうだな。今日は僕も少し疲れた」



僕達は交代でシャワーを浴びると、それぞれの布団に横になった。



とはいえ、もともと1人分しかない布団なので、ルイは、マットレスにクッションなのだが。



「夢也.....」



「なんだい?」



「助けてくれてありがとう。他に何も御礼が出来ないから、僕を好きにしていいよ.....」



ルイは、そう言いながら僕の布団に入ろうとした。



「ば、馬鹿、止めなさい!僕にはそういう趣味はない!」



「じゃあ、僕どうすれば..........」



「兎に角、早く仕事を見つけて..........」



ルイは、俯いてキツく口唇を噛んでいた。



「怖いの.....人と関わった事も無ければ、電車の乗り方すらも分からない。こんな僕にお仕事出来るかな.....?」



確かにそうだ。



ルイは、ずっと幽閉されていたのだから.....。



「慌てなくていいよ。ルイは、まず日常に慣れる事が大事だ。少しずつ外に出る事にも挑戦してみたらいい。そうだ、明日、携帯を買いに行こう」



「えっ?僕の携帯?」



「そうだよ。迷子になっても困るし。それに僕は明日の晩から『JURIAN』という店で働く事になっている。留守だと不安になるかも知れないからね。ここから歩いて5分ぐらいの所だから、何かあったら電話くれればすぐに戻って来れるよ」



「嬉しい!ありがとう!!」



そう言って抱き付いたルイは、石鹸のいい匂いがした。



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ルイ ©著者:僚

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