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3章:第三章 (5/9)

「僕の両親はイギリス人なの。父さんが日本が大好きで、永住権を取って通訳の仕事をしてたみたい。でも、僕が小学校に入る前に2人とも車の事故で死んじゃったの」



車の事故..........。



杏子さんのあの姿を思い出し、またズキッと頭が痛む。



「ちょっと待ってて」



僕はキッチンで頭痛薬を飲むと、再びルイの話に耳を傾けた。



「身寄りがなかったから、養護施設にいたんだけど、中学生になる時に、僕を引き取ってくれるという人が現れたの」



ルイは遠い目をして一つ一つ思い出す様にして話した。



「宮沢製菓って知ってる?」



その名前は聞いた事があった。



「その会社の社長が僕の新しいお父さんになったの。50歳くらいだけど、独身で1人暮らしだった。お家はまるで、西洋館の様な大きな一戸建てだったよ」



「学校は?」



「私立の男子校に入れられた。僕はこんな見た目だから、よく虐めにあってたの。それに、イギリス人のくせに英語が苦手で馬鹿にされてた」



そりゃ、この美貌じゃ妬まれるだろうな。



「だから、通学は運転手さんが送り迎えしてくれてた。身の回りの事は家政婦さんがやってくれてたし」



そして、ルイは驚愕の事実を告白した。




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ルイ ©著者:僚

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