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72章:鬼 (1/2)

72章:鬼

タカヒロがシンさんと仲良くなったきっかけ、それはある恐怖体験から始まったようだ。

元々、タカヒロの地元に住んでいたシンさんは有名な暴走族の一員で人目置かれる存在だったらしい。

仕事の関係で海の近くに移り住み、何度か話をしてるうちに釣りをするほどの仲になったらしい。

しかしシンさんは余り感情を表に出さず口数も少ない。

一緒に釣りをしててもそこまで会話も無かった。しかし…ある日タカヒロとシンさん、もう一人の友達と釣りに言った時の話…

友達はコンビニに買い出しに行きシンさんとタカヒロの二人で釣りをしていた時の事だ…。


広い公園でバス釣りを楽しんでいた。
深夜の公園は真っ暗で人は勿論誰もいない。

すると…


カン…カン…カン…カン…


と奇妙な物音が真っ暗な公園から聞こえてきたらしい。


タカヒロ『シンさん…これ何の音っすかね…』


シン『…。』


カン… カン… カン…


公園の森林の中から聞こえるその音を奇妙に思い、彼らはそっと音の鳴る方へと足を運んだ。


草藪に身を潜め覗き込むと、そこには真っ白な白装束をきた50代くらいのおばさんが公園の神社で蝋燭を頭に乗せトンカチを持ち藁人形を木に打ち付けていたのだ。


カン… カン… カン… カン…


タカヒロ『やばくないっすか…。』

シン『これ…丑の刻参りってやつだよな?』

タカヒロ『それって確か…』


すると釘を打ち付けていた音は消え恐る恐る白装束の女を覗くと彼女は見られた事に気付き追い掛けきたのだ!


ヴォーーーーー!!


獣のような叫び声をあげ何故か片手には包丁が握られていた。

シン『ヤバいっ!!逃げんぞっ!!』


必死に逃げる二人を物凄い勢いで奇声を あげながら追い掛けくる。
彼らは必死に逃げ車に乗り込むとその場を離れたそうだ…


タカヒロ『なんなんすかあれ!!』


息切れしながら焦っているタカヒロ、するとシンさんは声をあげ大笑いしていたはしい。
彼の笑う声をあの時初めて聞いたとタカヒロは言っていた。


シン『ヤバい死ぬかと思った。』


タカヒロ『喧嘩上等のシンさんでも怖い事あるんすね…』
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赤いカーテン ©著者:姫

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