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69章:恋時雨
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69章:恋時雨
タカヒロと付き合い始め、私のあの白いアトリエには彼の物が増えていった。
服やワックスなどの生活用品、私にはわからない調味料…
彼は一緒に暮らしたいと仄めかした。しかし私はやっと見つけた仕事を辞めたくも無かった。それにあのアトリエハウスはお気に入りの家だ。一人の時間も必要だと彼に伝えた。
仕方なく毎週末に会いに来る。
そんな日々を送っていた。
そんなある日…。飲み会があるからと金曜日の夜遅くに彼が帰宅した日の事だった…。
静かな夜空の下で響くマフラーの音…
私はリビングでパソコン作業をしていた。
するとユーリは一目散に玄関に迎えに行く。
タカヒロ『ユーリ只今〜。』
玄関の鍵が開くのと同時に聞こえた彼の声。
私『お帰りなさい。』
タカヒロ『只今。』
私『せっかくの飲み会なのに…飲まないで帰ってきたの?』
タカヒロ『みんなの送迎もあったから酒は飲まずに帰ってきたよ。』
彼は疲れたのか、少し元気が無かった。 そして私の隣に座るとタバコに火をつけ溜め息をついていた…
私『お疲れかな?』
パソコン作業を進めながら質問する。
すると彼は私の膝に頭を乗せ天井を見つめながらタバコをふかした。
タカヒロ『今日さ…会社の飲み会だったんだ…』
私『へぇ…そう。』
内心、心に一瞬チクリとトゲが刺さった。しかしその素振りは見せず作業を進めた。
タカヒロ『従業員送った後…社長と二人で場所変えて飲み直したんだ…。』
私『ふーん。良かったね。』
私が素っ気ない返事をする意味を分かって欲しかった。
しかし…彼は話を続けた。
タカヒロ『亮さん…二人きりになるとさ…弱音はくんだ。美月に会いたいって。何であんな酷い事したんだろうって…』
私『…。』
タカヒロ『帰りにさ…俺マンションまで送ってたんだけど…亮さん、急に音楽のスイッチ切り出してさ。どうしたのか聞いたら、この曲は嫌いだって涙浮かべてたんだ…。』
私『何て曲?』
私はキーボードに打ち付けていた手をとめた。
タカヒロ『湘南乃風の…』
私『恋時雨…。』
タカヒロ『…。』
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赤いカーテン ©著者:姫
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