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66章:ガラスの中にいる者
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66章:ガラスの中にいる者
翌朝…。私は先に起床し寝ているタカヒロを起こさぬようリビングへ向かった。
パソコンを開き、仕事を進める。
時刻は昼過ぎ…要約彼は目覚め起きてきた。
私『おはよ!』
タカヒロ『おはよう…お前早いな…』
私『もうお昼だよ?』
タカヒロ『あれ…本当だ…』
眠そうに目をこすりながらソファーに腰掛けタバコに火をつける。
髪の毛はぐちゃぐちゃになりまるで子供のような姿に私は笑ってしまった。
タカヒロ『何笑ってんだよ。』
私『イケてるヘアスタイルしてますね兄貴!』
タカヒロは恥ずかしそうに髪の毛を治していた。
タカヒロ『ワックスつけたまま寝ちゃったかんな…シャワー浴びていい?』
私『どーぞ!!』
彼は立ち上がりバスルームに向かった。 私は仕事を終わらせ新しいバスタオルを引き出しから取り出し洗面台に置いた。
するとガチャっとバスルームのドアが一気に開き裸姿のタカヒロが私の姿にビックリしていた!
私『キャーー!!』
タカヒロ『びっくりした…キャーーはこっちのセリフだよ!』
私『ゴメンゴメンっ!たっタオル置いてあるからっ!』
急いでシャワーカーテンを閉めると私はリビングに向かった。
ワシャワシャとタオルで髪をふきながらタカヒロがやってくる。
幸い男のシンボルは目に映らなかった。
タカヒロ『あ〜さっぱりした。ん?美月ちゃんどうして顔赤いの?ん〜?』
意地悪に笑いながら私の顔を覗き込む。
私『あんなにシャワー終わるの早いと思わなかった…』
タカヒロ『見ちゃった?』
私『見てないっ!』
タカヒロ『本当は?』
私『見〜て〜ないっ!!』
タカヒロ『腹減ったな!何か作るか!』
私『何もないよ?』
彼はキッチンに向かい冷蔵庫をあさっていた。
タカヒロ『パスタ麺あっか?』
私『あるよ〜♪』
タカヒロ『よっしゃ作ってやる!』
私『やった♪♪』
彼は首にタオルをかけたまま手際よく料理を始めた。
私はリビングと寝室の掃除機をかけキッチンに向かいテーブルを拭くとお皿を用意し洗い物を始めた。
私『凄いねタカヒロ!本格的ぢゃん!』
タカヒロ『俺こーゆーの夢だったんだよね。一緒にキッチン立つの。』
私『ふ〜ん。いいねぇ!』
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赤いカーテン ©著者:姫
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