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60章:二人と一匹
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60章:二人と一匹
ファンになって下さった、まゃさん!
レビューを下さった、まぁさん!
ありがとう御座います。
亮との事を書こうか正直悩みました。
書きながら思い出し私も涙してしまいました…
応援してくれる皆様のお蔭で記載してます。ありがとう御座います。
これからも宜しくお願いします!
あれから、私は釣りを出来るような状況では無く…。
タカヒロは私をドライブに連れて行ってくれた。
幽霊の中でも、怖い者と怖くない者が存在する。
ただそこにいるだけの霊…
それはあまり恐怖心を感じません。
自分が死んだ事すら気付かずただ浮遊してるだけ。
しかし…一番怖いのは因縁や怨みの強い霊…。
あのホテルの女性や兵隊のような霊は思い出すと身震いする程の恐怖そのものだった。
時刻は夕方になり、近くのレストランに入った。
タカヒロ『何か変なもん見ちゃったな…。大丈夫か?』
私『うん…怖かった…』
タカヒロ『俺も久しぶりにビビったよ。笑っ』
私『姿が見える前に、何でヤバいって思ったの?』
タカヒロ『見ちゃいけないって思った。第六感ってやつかな…』
私たちは夕食を済ませるとレストランを後にし家に向かった。
何時もの場所に車を停め真っ暗な道を二人で歩く。
先程の恐怖が蘇り、暗闇を前に後退りしてしまう…
タカヒロ『大丈夫だよ。ついてきてねーし、もう居ないから…』
私『うん…。』
タカヒロ『美月は怖がりなんだな。笑っ』
私『あれは怖いよ…。』
タカヒロ『お前住んでんのあの家だろ?』
私『うん…』
タカヒロ『すげーな。一軒家か。』
私『古いけど、家賃安いしね。』
タカヒロ『怖くねーか?』
私『…。大丈夫だよ…。』
正直、先程あんな体験をしてしまった私は怖くてたまらなかった。一人で入浴をすませ一人で寝なければならない。
部屋中の電気をつけたままで過ごす覚悟をしていた。
私『送ってくれてありがとう。』
タカヒロ『なぁ…』
私『ん?』
タカヒロ『今晩一緒にいたらダメか?』
私『えっ??それは…』
タカヒロ『何もしねーから安心しろよ。』
私『そういう問題じゃなくて…』
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赤いカーテン ©著者:姫
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