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49章:細い腕
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49章:細い腕
ファンになって下さった
ウリボウさん、匿名さん、ぽちゃさん!ありがとう御座います!
応援の言葉、とても嬉しいです!これからも少しづつ更新させて頂きます。
心境の変化から状況もかわりつつありまだまだ恐怖体験のお話もありますのでこれからも楽しんで頂けたらと思います。
宜しくお願いします!!
ユキちゃんの物件を探しに行ったあの日に亮がタカヒロと一緒だったのかという質問の意味がわかったのはあれから数日後の事だった…
彼はあの日、一身上の都合により会社を休んでいたのだ。
会社を休んでまで私と密会していたのではと疑う亮を私は呆れていた…
タカヒロは祖父が体調不良の為に里帰りをしていたのだ。その事実を知り、亮とユウキはお見舞いのため二人でタカヒロの祖父に会いに病院に行った時の話だ…
タカヒロに両親は居ない。祖母は既に他界し、幼い頃から祖父に育てられていたらしい。
一人暮らしをしていた祖父は近くに住む叔母に面倒を見てもらっていた。
その叔母から救急車で運ばれたと連絡が入り急いで駆けつけたのだ。
幸い、命に別状は無く2〜3日で退院出来る事になりタカヒロは少しの間会社を休む事となった。
亮とユウキはタカヒロの祖父と面識があるらしい…
病院を後にした彼らはタカヒロの祖父の家に行き少し飲んでくるからと亮から連絡が入った。
久しぶりに一人の夜…早めに布団に入り寝ていると携帯が鳴り響いていた。
それはタカヒロからだった。時刻は12時を過ぎている。何かあったのかと心配になり私は慌てて電話に出た。
私『もしもし?タカヒロ!?何かあったの!!』
タカヒロ『あっごめんねこんな時間に…実は実家で亮と飲んでたんだけどさ…』
私『なに!?』
タカヒロ『亮さん…つぶれちゃったんだよね…』
私『なんだよ…何かあったのかと思ったわ…』
タカヒロ『亮さん明日昼間から会議なんだよ。』
私『ユウキも飲んじゃったの?』
タカヒロ『いや、ユウキの車で来たから帰り運転だからって飲みはしてないんだけどさ…』
私『まさかあいつ…寝た?』
タカヒロ『そうなんだよね…』
ユウキは一度寝てしまうと全く起きない。例え火事になっても彼は眠り続けるだろう…
ましてや寝ぼけながら運転させる訳にはいかなかった…
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赤いカーテン ©著者:姫
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