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41章:真夏の海にて待つ者 (1/4)

41章:真夏の海にて待つ者

広い海が広がる大浴場には沢山の人がいた。
私は一人でゆっくりと体をあたためた。
真っ暗な海から漂う潮風の匂いに包まれながら露天風呂を満喫する。

化粧台には様々な乳液や保湿液も完備されていて急な宿泊者の私からすると本当に助かった。

こんなに綺麗で素敵な温泉に入れないタカヒロが少し気の毒に思えた。

大浴場を出ると部屋に戻る。
亮がカギを持って行ってしまった為、タカヒロたちの部屋に入ると3人は既に浴衣に着替え寛いでいた。

私『何だ戻ってたの?』

ユウキ『長いっすよ美月ちゃん!』

私『お前こそちゃんと洗ったんかっ!』

頭をぐしゃぐしゃっとするとだらしなく笑うユウキは本当に無邪気で幼く見える。

一人マッサージ機を利用し完全にだらけモードの亮…

私『殿様かっ!』

亮『殿様時代にこんなハイテク器具ねーよっ!』

私『ご飯どうする?』

亮『外で食うにももう疲れちったしな…コンビニ行くか?』

私『私買ってくるよ。』

ユウキ『俺もいきますっ!!』

一瞬亮が私を見た時、自分が行くと言おうとしているのを感じた。しかしタカヒロを見て何かを考えまた同じ表情に戻った。

亮『じゃ頼むよ。適当に買ってこれるか?』

私『はい。』

亮は立ち上がり部屋に戻ると私に財布を渡した。

亮『運転はお前がしろ。ユウキにはさせんな。』

私『なぜ?』

亮『いいから。頼むよ。』

隣の部屋に戻り先程びしょびしょにした自分の財布を乾かしているユウキをみて亮が笑っていた。

亮『金はいいから、美月に渡してあっから適当に買ってきてくれ。酒もなっ!』

ユウキ『あざっす!!!』

亮はタカヒロと二人で話がしたいのだろう。だから自分も行くと言わなかったのだ。
彼はよっぽど信頼した人間にしか車を運転させない。

つまり亮はタカヒロをよっぽど信頼しているのだろう…

ロビーに降り駐車場に向かう。
暗闇の中の海は先程とは一変し少し恐怖感を感じさせるような雰囲気を漂わせていた。

ユウキ『俺運転しましょうか?』

私『大丈夫。乗って?』

ユウキ『ラジャー!』

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赤いカーテン ©著者:姫

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