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36章:命
レビューを下さった匿名さんありがとうございます。
休憩無しで一気に読んで下さったなんて本当に嬉しいです。
これからも少しづつ更新していくので温かく見守って頂けたらと思います!
ここで少し怖いとゆうのとは違うかもしれませんが私のような力を持つ者の悲しい出来事をお書きしたいと思います…
地元を離れ亮との暮らしも安定し、数年が経過しました。
私たち同級生の中でも結婚や出産する仲間が増え始め、離婚や悲しい情報が耳に入ることも多くなってくるものです。
雨の降る肌寒い季節、外は薄暗く昼間なのに部屋の中は暗く寂しい雰囲気を漂わせていたある日の事でした…
仲間から一本の連絡が入ったのです…
ミホ『美月?いま東京?』
私『久しぶり!どうした?』
ミホ『タカちゃん亡くなったんだって…』
私『えっ?』
ミホは同級生の女の子でした。タカちゃんが昔から好きでよく学生時代は相談にのっていたのを思い出します。
ミホは電話の向こうで泣いていました…
私たちの同級生であるタカちゃんは昔からやんちゃ坊主で所謂暴走族の仲間に入り道を外れた生活を送りながらも気は優しくとてもいい人でした…
彼女が言うに大人になった彼は結婚し子供も産まれ飲食店の経営をしていた所、深夜…事故にあい亡くなったそうです。
その時のニュースはテレビでも何度も放送されていました。
私がテレビをつけると…懐かしい地元の風景の中に黒いセダンの乗用車はグチャグチャになり運転していたタカちゃんと助手席にいた女性は死亡…
後部座席にいた男性は意識不明の重大と書かれていました。
ミホの電話を切ると…メールやら電話やらがひっきりなしに鳴り響き全てニュースを見た同級生からでした…
冷たい床にしゃがみ込み涙を浮かばせながらニュースを見ていたのを思い出します…
急な連絡にて私は直ぐに実家に帰る事は出来ず、葬儀に参加する事は出来ませんでした。
後日…私は心に重い気持ちを背負いこみながら地元に帰宅しミホと待ち合わせをし事故現場に向かいました。
久しぶりに会った友達…でも笑顔で会話をすることはお互い出来なかったのを覚えています。
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赤いカーテン ©著者:姫
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