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30章:本当の姿
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30章:本当の姿
入浴を済ませたあとバスローブを羽織ると先に横になってる亮の隣に向かった。
照明を落とすと背中を向けていた彼はこっちをむくと寂しそうな表情をしていた。
私『水飲む?』
亮『いらない。』
私は目をとじ眠ろうとすると彼は私の顔を自分に引き寄せ強く抱きしめると髪に顔をうづめた。
亮『お前は時々酷く寂しげな顔をして何か考えてる。
誰を想ってるんだ?誰を思い出してるんだ?』
私『どうしてそう思うの?』
亮『わかるよ。俺だって馬鹿じゃない。』
私『あなたが心配する事は何もないよ。』
亮『お前は、本当に俺を愛してるか?』
私『そう思ってないの?』
亮『時々わからなくなる。』
私『それは自分自身の気持ちに不安を抱えてる証拠だね。』
亮『俺の気持ちに偽りはねーよ。』
強い口調でそう吐き捨てた彼は私のバスローブを剥ぎ取り巻き付ける部分を取り出し私の手をベットに縛り付けた。
私『亮何してるの?痛いって!!』
亮『気持ち良くしてやっから。』
身動きがとれない私を撫で回すように見る彼の目は冷たく、普段の優しい表情の面影は一切無かった。
たまに見せる彼のSな姿…そこには嫉妬や独占欲が絡んでいた。
爽やかな仕事の出来る社長の姿はまるで想像出来ない。
亮は明かりを全てつけると私の下着を脱がせ不吉に笑って見せた。
私『やめてよ!電気消して!』
亮『お前の全てを俺は見てるんだよ。』
こんなことを昔聞いた事がある。男性の尽き果てた時の快楽は女性の快楽に比べて遥かに低い。
男性はその快楽より制覇や征服感に満足を求めてると…
散々言葉責めをしたあと愛撫し何度も絶頂を迎え動けない私にキスをし彼はベットの脇にあった電気マッサージを手にした。
私『ちょっと待って何するの?ムリムリ!!』
亮『やられたことあんのか?』
私『何言ってんのよ。』
スイッチを入れると何とも機械的な音に私は怖くなり逃げようとすると彼は凄い力で押さえつけた。
そして電マを押し付けると苦しいくらいの刺激が走り私は悲鳴をあげた。
亮は私をおさえつけながらスイッチを切ると痙攣する私の太ももに痛いほど吸い付きキスマークをつけるとまたスイッチを入れ押し当ててくる…
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赤いカーテン ©著者:姫
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