夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
25章:黒い人影
(1/2)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
25章:黒い人影
その音は熟睡していた私たちにはっきりと聞こえた。
ガサガサ ガサガサ
ゆっくりと目を開けるとテントの窓からは満月が見えていた。隣に寝ていたはずの亮が眉間にしわをよせあたりを見回していた。
亮『今の…聞こえたか?』
私『え?』
亮『テント弄ってるような音だよ。』
私『うん…』
ガサガサ ガサガサ
私『なに?』
亮『わからない。』
私『ミヤたちじゃない?今朝もそこから顔出して覗いてたから…』
その時、私たちのテントの外から一本の指をなぞる人影が見えた。
亮は一気に立ち上がり入り口を開けると人影があった所を見に行った。
そして少ししてから戻ってきたが顔は曇っていた。
亮『誰もいなかった。ミヤたちは爆睡してる。』
私『じゃぁ今のなに?』
亮『わからない。』
私たちは不信感を抱いたまま横になりまた眠りにつこうとした…が…
ジー…
ばっと起き上がった私たちがみた光景は締めたはずの出入り口のチャックが30センチほど開いていたのだ。
私は起き上がりはテントの外に出た。
亮『おいっ!』
美月『亮…あれ…』
私が指差したほうには黒い人が立っていた。
まるで真っ暗に染めたマネキンのようなシルエットは確かに人間。でも満月の夜に影すら出来るほど明るい。もし人間なら表情もみえるほどなのにその人影は顔も髪もない。人間の形をした何かだった。
その人影は昨日私たちが入ったプールのほうへ消えていった。
私は何かに導かれたように自然とそのプールに向かって歩きだした。
亮『おいっ!行く気か?やめとけって!美月!』
私は彼の言葉に一切答えずスタスタとプールに行ってしまった。不思議と恐怖心は無かった。
誰もいないプールの水面に月明かりがキラキラと光っていた。
後ろから追いかけてきた亮は私を抱えこんだ。
私はプールに飛び込もうとしていたらしいのだ。
泳げない、かなづちの私が黒い影を追って水に飛び込もうとしている。亮は力づくで私をとめていた。
亮『お前馬鹿か?何やってんだよ!美月?おい!聞こえてんのか!』
まるで魂が抜けてしまったような私はプールを指差したらしい。するとそこには水深2メートルの底にしがみつく黒い人影見えたらしい。
<前へ
67 /300
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
赤いカーテン ©著者:姫
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.