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18章:懐かしき祖母の顔 (1/1)

18章:懐かしき祖母の顔

これは、後からわかった真実をお話します…あの事件から大分経過したころにわかった事実なのですが…私がお盆の時期、実家に帰省した時の話でした。

お墓参りを済ませ、実家の私の部屋を整理していた時のことです。少しづつ少しづつ荷物を整理し必要な物は都内のマンションに持って帰っていました。

引き出しを開けると壊れて利用出来なくなったデジタルカメラを発見したのです。キズだらけでボロボロのカメラはバッテリーが壊れていて使用出来ませんでした。

私はそのカメラを持ち帰り、近くの電気屋でバッテリーを購入し、マンションで充電をしていたんです。そして…

夜になり彼が帰宅しました。

亮『ただいま。帰ってたのか?』

私『うん。』

亮『墓参りは?』

私『済んだよ。』

亮『お疲れさん!』

そう言ってソファーに座り込むと見慣れないデジカメが充電されてるのに彼は気付きました。

亮『なにこれ。ボロボロだな。』

私『あぁ実家から持ってきた。使えないよ。』

亮『ふ〜ん。電源入るぢゃん。』

そう言って何やら中のデータを見ていました。私は何の写真が入ってたかなと記憶を辿りながらキッチンで夕飯を作っていると…

亮『あっ…。』

彼が驚いた表情をしていました。
私は元彼でも映ってたのかと小走りで彼の元へかけより画面を見ました。

そこには懐かしき祖母の写真が残ってたのです。

私『いや懐かし〜い。私のお婆ちゃんだよ。』

亮『俺…この人…』

私『なに?』

亮『この人知ってる…』

私『えっ…?』

意味がわからず沈黙が続きました。そして彼はもう一度デジカメの画面を見て、顔を拡大すると、間違いないと頷いたのです。

亮『俺このお婆ちゃんに起こされた!!』

私『何?だってお婆ちゃんもう何年も前に亡くなってるんだよ?起こされたっていつよ。』

亮『あの時、俺を起こしたお婆ちゃんこの人だよ!!』

そう、私たちが福島県に旅行に行き私があの恐怖体験をする数分前に彼に夢で『起きなさい!起きなさい!』と言ってきたお婆ちゃんは私の祖母だったのです。

私『そんなことって…』

亮『間違いないよ…。』

祖母が助けてくれようとしていたのでしょうか…それはわかりませんが、随分後になりわかった不思議な出来事でした…。
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赤いカーテン ©著者:姫

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