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6章:真夜中の行進 (1/3)

6章:真夜中の行進

亮と付き合い始めてから1ヶ月…
私は実家を出て都内の彼のマンションで暮らしていた。

彼の仕事は忙しく、帰りは深夜になることも少なくは無かった。

彼のマンションの一部屋は私のプライベートルームとして使わせてもらっていた。

亮『この部屋は自由に使え。ただし、ベットは置くな。寝る部屋は一緒だ。』

彼の条件、私は仕事をしてはいけない。遊びに行くことや習い事をするのは自由だが、彼の帰りまでには帰宅し出勤する時は見送ること。

そして自分の部屋を好きに使うことを許すが寝る部屋は一緒の寝室にすること。自分はプライベートルームには入らない。ということだった。

NYで育った彼にしては随分と亭主関白だなと感じたが、私は条件に応じた。

時々実家に帰ることも可能だったし、生活費は何不自由も無い。所謂、専業主婦のような生活をしていた。

都内のマンションで暮らし始めて一週間、軽い連休が出来たので彼の叔父に会いに栃木県の田舎に旅行に行くことになった。

帰宅するやいなや彼は私に強制的に提案したのだ。

亮『明日早朝から出掛ける。支度しといてくれ。』

私『どこに行くの?』

亮『叔父の家に行くんだ。栃木にある。』

私『私も行って大丈夫?』

亮『紹介する。支度しとけ。』

彼は口数が少なく愛想もあまりよくない。甘えてくることも一切ない。
まるで父親のようだった。

それでも時折見せる優しさや和らいだ表情が今となっては愛おしく感じていた。
帰宅するやいなや彼はシャワーを浴びて私の作った夜食を食べいつものようにパソコンにかじりついていた。

私は旅行の支度を終えると部屋着に着替え就寝準備をして彼に話し掛けた。

私『明日、何時?』

亮『5時に出発する。』

私『わかりました。亮も早めに休んでね?お休み。』

亮『わかった。』

私に微笑みかけるとまた真剣な顔に戻り書類を手にパソコンに入力する作業を進めていた。

広いベットに潜り込み何時ものように一人眠りについた。

柔らかい唇の感覚に寝ぼけたままゆっくりと目をあけた。
彼が仕事を終えて寝室に来たのだ。

彼は寝ていた私に優しくおでこにキスをした…

私『終わったの?』

亮『うん…疲れた。』

私『早く寝ないと…』



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赤いカーテン ©著者:姫

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