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3章:地獄
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暗闇に聳え立つ建物の向こうに誰かいる…
顔を半分だけ覗き込みこっちをみている…
それはこの世の物では無い…
髪は長く黒い。肌は真っ白で細長い体型の赤いワンピースを着た女性だ…
こっちの様子をうかがってる…
その瞬間…
『カツ…カツ…カツ…』
ヒールの音が近付いてくる…
『カツ…カツ…カツ…』
私は硬直したまままるで時間が止まったかのようにその映像から目を離すことが出来なかった。
金縛りという説明のほうが早いだろうか…
亮の声も、周りの虫の声も、何も聞こえない。ヒールの足音が徐々に近付いてる音しか聞こえない…
ヤバい…真剣にそう思った。
遂には余りの恐怖に泣き出した私に亮はたまらず叫びだした。
亮『どうしたんだ!!おい!美月!!』
何も答えず震えながら泣き出す私に、大丈夫だ。大丈夫だからと言い聞かせ自分のもとに引き寄せまるで子供を宥める父親のように私を抱きしめた。
しかしその間にもその音は止まらず必死に目をつぶり震える私が目を開けた瞬間…
その女は徐々に近付いてくるのが見えた…
足や腕には傷があり髪はボサボサになっている。
細い足には赤いハイヒール、赤い口紅なのか血なのかわからないが無惨な姿の赤いワンピースの女は徐々に徐々に私たちの所に近付いてきた。
そして…
私『キャー!!!』
ついに悲鳴をあげた…
その女は私たちのいる車の窓ガラスのすぐそばに立ち尽くしこっちを見下ろしていた…
そして私は意識を失った。
昭和の映像だろうか…
随分古い時代に見える。
夢?
そこには先程の女性。
傷は無い。髪は綺麗な黒髪にストレートで薄いメイクをしている。
まだ新しい綺麗なホテル…
この女性は娼婦なのだ…
そして何かしらのトラブルによりお客さんと口論になっている…
殴られ、蹴られ、犯され、抵抗する彼女が殺害される映像が頭の中に流れる…
裸のまま寝かされた死体には真っ赤なカーテンがかけられていた…
この女性は貧しい生活から娼婦になりこのホテルにお客さんと一緒に入り、強引な強行に抵抗すると暴力をふられそして息を引き取りカーテンを巻かれ発見されたのだ。
彼女は赤いワンピースではなく赤いカーテンにくるまれた女性だったのだ…
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赤いカーテン ©著者:姫
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