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13章:アメとムチ
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13章:アメとムチ
マサキとミサキの優しさに触れ…闇の中に一筋の光を見たが一人になると光は消え…また闇に包まれていた
携帯にはミキオから着信…メールが頻繁に入っていたが全て無視した
翌朝…私は学校に行く気にもなれずサボった…友達からの電話もメールも全て無視した…誰かと話す気持ちになれなかった…部屋にずっと引きこもった
その日の夕方…ミキオが家に来た…私は逢いたくなかったが…真実を聞くために私の部屋にいれた
『何で無視してんの?俺…何かした?』
私はボロボロの制服を指差した
『制服ボロボロじゃん…どうかしたの?』
『サキ…知ってるよね?…』
ミキオの顔が一瞬にして変わった
『サキにやられたのか?』
『あの子…全部知ってた…何で?…あの子と付き合ってるの?
『…』
ミキオは黙っていた
『ミキオ…私…怖いよ…もう私…無理…私…別れる』
ミキオは少し笑みを浮かべながら私の頭を撫でた…次の瞬間…私の顔を殴った
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