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11章:闇から闇へ (1/1)

11章:闇から闇へ

あれから何れくらい時間が過ぎたのだろう…溢れ出た涙はいつの間にか止まり…冷たいトイレの中で茫然自失なまま…今日これまでの事を思い出していた

サキ達の言動…ミキオの行動…私が何かしたの?…ミキオの彼女じゃなかったの?…単なる性処理の相手?…

私はトイレの中で大声で叫んだ

『私が何をしたって言うの?』

込み上げる怒り…今まで味わった事のない屈辱感に包まれていた

トイレを出た私は鏡に写る自分の姿を見た
制服は破れ…シャツはボタンが全て引きちぎれブラが丸見え…スカートもハサミで切られパンティーが丸見えに…カバンで下半身を隠しながら人がいないか辺りを見渡し…人気のない道を歩き出した

しばらくすると…

『おい…そこのセクシーなお嬢ちゃん…面白い格好してるね』

『…』

酔ったオヤジが私に近づいてきた

『どうしたの?破れた格好が今の流行りか?』

『…』

『そんな格好で歩いたら危ないから近くで休むか?』
『イヤです…っていうか話し掛けないで下さい』

『ほら…お小遣いあげるから…ちょっとだけ見せてくれるかな?』

そう言うと私が持っていたカバンを奪い身体を触ってきた…恐怖のあまり声が出なかった

オヤジの息づかいは荒く…私は必死に抵抗したがオヤジの力は強く…駐車場に引っ張り込まれた

オヤジの手は私の胸を鷲掴みにし激しくもみ始めた…もう片方の手で私の口を塞いでいた
私はどうなってもいいと言う思いから抵抗するのをやめた
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雌の本性 ©著者:みかん

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