ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

64章:求める理由① (1/6)

64章:求める理由①

「――では、あちらでお待ちください」

往来会本部。
再びここを訪れた私は、待合いのスペースに行き、名前を呼ばれるのを待つ。

以前は北上と一緒だったけど、今日は1人。
汐崎さんと会ってから、どうしようかとしばらく悩んでいたけど…やっぱり、来てしまった。

「霊感が身に付く」

普通の人に言われたのなら怪しくて信じる気にもならなかったけど、汐崎さんの話なら信じられる。
舞さんの忠告を無視することになっちゃうけど、私には舞さんの知らない事情がある訳で…。

ただ…気掛かりなのは、古乃羽の事。
きっと、怒るだろうな。本気で怒られそう。
古乃羽は私の事情を知っているけど、それでも許してくれないかもしれない。

それが、今日まで悩んでいた理由。
古乃羽に心配を掛けるような事は、したくないとは思っている。

でも私は、自分の力で先に進みたい――

711 /915

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

赤緑シリーズ ©著者:hare

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.