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51章:暗転 (1/12)

51章:暗転

往来会ができたのは、1985年の事だ。

その年の5月、当時一介の易者であった私に、転機が訪れた。
あるところから偶然手に入れたモノにより、私の運命が大きく変わったのだ。

それを最大限に活かすため、私はこの往来会を立ち上げた。

…あぁ、私ではないか。私たち、だ。

会長ではなく、副会長という座に落ち着いたのは、何よりも自由に動きやすい立場だったからだ。
その甲斐もあり、立ち上げたときの見込みどおり、組織は着々と成長していった。

そのために、私がどれだけの苦労をしてきたことか。
往来会をここまで大きくしたのは、この私だ。
この会の全ては私のものであると言っても過言ではない。

…それゆえに、あの高城沙織という女の存在は、私には許せなかった。

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赤緑シリーズ ©著者:hare

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