ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

45章:声 (1/18)

45章:声

「光一…?」

部屋をノックする音と共に、俺を呼ぶ声がする。

まったく…
そう思いながら返事をすると、ドアが開き、お袋が入ってくる。

母「何か、連絡とか…」
俺「まだ無いよ。大丈夫だから…早く寝なって」
母「……」
沈んだ顔をするお袋。

まったく…
何やってんだよ、姉貴――。

昨日、古乃羽が退院し、これで後は姉貴が戻るのを待つのみ…と思っていたが、
その翌日、つまり今日になっても…更にその夜になっても、姉貴からは何の音沙汰も無かった。

母「こんな風に居なくなるなんて…」
俺「大丈夫だって。姉貴だってもう子供じゃないし、しっかりしているじゃない」
母「でも、また病気とかだったら…」
俺「病気はもう大丈夫だよ」
…何の根拠もないが、そう言っておくしかない。

541 /915

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

赤緑シリーズ ©著者:hare

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.