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43章:暗躍 (1/14)

43章:暗躍

カラ〜ン コロン…コロンカラ〜ン…

「本日のお勉強終了」を告げるチャイムが鳴り響く。
うちの高校は普通のキンコンカンコンのチャイムだけでなく、5限の後の終礼が終わると、独特のチャイムが鳴る。

声「真奈美〜?」
終礼直後のざわついた教室で帰り支度をしていると、隣のクラスから友達のハナがやってくる。
私「はーい、今いくー」
クラスの子にバイバイと挨拶をして、廊下で待つハナのところに行く。

ハナ――本名、立花華絵(たちばな はなえ)は、私の家の近くに住んでいる、小さい頃からの親友だ。
私がお父さんの言うことを聞いて大人しく女子高に入ったのは、ハナが一緒だったから、ってこともある。

下校時間の廊下を歩いていると、教室から到底年頃の乙女が発するとは思えない声が聞こえてくる。
キャッキャウフフではなく、ギャーとかゲェーとか。
大声で男言葉を叫んでいる子もいる。
世の中には、「ごきげんよう」なんて挨拶する女子高もあるのに(?)、ちょっとした"花園"を夢見ていた私は、入学当初、ガッカリしたものだ。
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赤緑シリーズ ©著者:hare

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