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37章:一番怖いもの (1/14)

37章:一番怖いもの

子供は残酷だ。

痛みを知らない彼らは、平気で他人を傷付ける。
身体への痛みは、早くにそれを知る子も多いだろう。

でも、心の痛みは…?
それを早くに知ってしまった子供は?
まだその傷の癒し方を知らない子供は、どうすれば良い?
その心はどうなってしまう?歪まずにいられるだろうか?
私は――

「――神尾さん!」

私を呼ぶ声がして、ふと気が付く。ここはどこ…?

…そうだ、病院だ。
廊下の長椅子に座って、少し物思いにふけてしまった。

「神尾さん!」
再び呼ばれ、声のする方を見ると、雨月君と北上が小走りでこちらに来る。
…あ、廊下は走っちゃダメだよ。…あれ、北上も呼んだっけ?
ただ、そんな事を思う。
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赤緑シリーズ ©著者:hare

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