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29章:夢の記憶 (1/9)

29章:夢の記憶

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夢を見る…。

よく同じ夢を見る。

女の人が泣いている夢。

顔は分からないけど、その声や仕草で女性と分かる。年の頃は二十歳くらいか。

大人がメソメソと泣いて…みっともない。

傍に男が居る。
泣いている原因はこの男だろうと想像できる。

女に何かを言っている。
決して慰めている訳ではない。威圧的に、嘲るように、悪意を持って何かを言っている。

女も何かを言い返すが、男はまったく動じない。
むしろそれを楽しんでいるかのように見える。

見える…。見える…?
そこに居るけどそこに居ない私は、どこからこれを見ているのだろう?

やがて2人の姿が消える。…いつもここまでだ。

この先を見ることはできず、全てが闇に包まれ、大きな波が訪れ…
時を告げる音と共に、私は目を覚ます。
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赤緑シリーズ ©著者:hare

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