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16章:武器と凶器 (1/12)

16章:武器と凶器

すっかり遅くなってしまった。
今日は見たいテレビがあるのに…予定外の残業。
こんな日に限って、面倒な問い合わせが来るんだよな…
ぶつぶつ言いながら、俺は夜道を急いだ。

家の近く、人通りのない路地。
やや小走りで歩いていると、前方から誰か駆けてくる。
スーツ姿の若い女性だった。
その女性は何かから逃げるように後ろを気にしながらこちらに走ってきたが、目の前で転んでしまう。
無理もない。足元を見てみると、走り難そうなハイヒールを履いている。

立ち上がろうとして、痛そうに足を押さえている。挫いたかな?
俺はテレビを諦めて、女性に声を掛けた。
俺「あの…大丈夫ですか?」

女性が顔を上げる。ごく普通の、スーツが良く似合っている女性だ。
しかしその表情には焦りが見える。
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赤緑シリーズ ©著者:hare

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