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9章:出会いと別れ
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「…一緒に?私と…貴方が?」
冬月の予想だにしない提案に思わず目を丸くした。
「ああ、君にとって悪い話ではない筈だ。俺が何を言いたいかわかるだろう?」
悪い話ではない?
この男は何が目的なのだろうか。
考えるとある結論に行き着いた。
「…美麗さん」
冬月がこちらに手を伸ばしてきた瞬間、それを力任せに払い除けた。
「…けんじゃ…」
「……え?」
「…ふざけんじゃないわよっ!!」
力一杯、冬月を怒鳴り付けるとその顔に平手打ちをお見舞いした。
お遊戯会を観に来ていた人達は当然の事ながら足を止めた。
それでも私の勢いは止まらなかった。
「お金で私を買おうって魂胆ね?!そんな道楽と誰が一緒になるもんですかっ!例え、貴方がこの事を誰かに言い触らして回っても私は貴方のものにはならないわよ!!」
そう言い放ち睨み付けると冬月は叩かれた頬を擦るとクスクスと笑った。
「何がおかしいの?!」
「いや、失礼。まさか平手打ちをくらうとは思わなかったから。君は見かけによらず内面に獰猛な獣を隠し持ってるみたいだね」
冬月は咳払いをするとこちらを見つめた。
意外な事に穏やかな顔をしていた。
「誤解を招く言い方をして悪かった。俺は別に君を金で買うつもりはないよ。ただ母であろうとする君とその子を支えたいと思っただけだ。心配しなくても言い触らしたりはしない」
冬月の言っている意味がわからず呆然とした。
「君がその子の母でありたい気持ちは理解出来る。だが現実問題、今の生活ではそうもいかないだろう?その子の為にも俺と一緒になるのはどうだ?君が嫌なら俺は君に触れない」
その言葉に思わず毒気が抜けた。
初めて私だけじゃなく幸一郎を気にかけてくれたのだ。
冬月は今までの男とは違うのかもしれない。
そう思った。
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雲路の果て ©著者:ゆえ
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