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6章:崩壊への序曲
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店の名前は“Persona”
“仮面”か…
何とも皮肉めいた名前なのだろうか。
そう思った。
ママは私を一目で気に入り、即座に採用してくれた。
「源氏名は何にしようかしらね?本名は避けてもらうようにしているの。水商売から抜け出せなくなるってジンクスがあるからね」
ママに言われ、少し考えたのちに“美麗で”と答えた。
“美優の美”そして母“麗子の麗”をとった。
田舎に残してきた母を未だに心のどこかで気にかけていたのだ。
「いいじゃなぁい!素敵よ♪ドレスやポーチは私からプレゼントさせてもらうわ。入店祝いよ!頑張ってね」
ママはそう言うと満面の笑みを見せた。
仕事に慣れるまで神経をすり減らしたものの、優しくて親切な従業員、店の女の子達のフォローがあり苦痛ではなかった。
働きはじめ、夜に家に居ない事により、家事や幸一郎とのコミュニケーションが疎かになる事があってはいけない。
家に居る時間や休日は家事や幸一郎との時間を作る事を最優先した。
「美麗ちゃん、お疲れ様!これ給料ね。時給は上乗せしておいたから♪」
ママから給料を受け取った日、感動の涙を必死に堪えた。
今までアルバイトさえした事がなかった私が初めて自分で稼いだお金なのだ。
明日は休みだし、奮発して家族で美味しいものでも食べよう。
高鳴る鼓動を抑えながら家路についた。
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雲路の果て ©著者:ゆえ
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