夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
4章:依存
(6/6)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
ボタンに指が触れた瞬間、相馬に腕を掴まれ、引き寄せられた。
間近に相馬の顔が迫る。
抱き締められているわけではないが、こうも近くに異性の顔がある状況になれない私は動揺した。
「相馬君?!何を…」
「アンタさ、本当にこのままでいいの?」
相馬の落ち着いた低い声が頭に響く。
「…え?」
「アンタはこのまま母親の言いなりで人生終えるつもりなのか?」
思わず固まった。
そんな私を他所に相馬はとんでもない事を口にした。
「ねぇ、俺と一緒に来ないか?俺がアンタの面倒を見てやるよ」
頭の中は混乱を極めた。
相馬と…一緒に?
「アンタは母親から解放されたいんだろ?だったら俺と一緒に来ればいい。俺はアンタが好きだ」
相馬はそう言うと私を真っ直ぐ見つめた。
相馬が初めて男の顔を見せた瞬間であった。
その顔は悪魔のように官能的であった。
母からの解放。
それは私の昔からの願いだ。
でも…
「ねぇ、十和田…」
「…いやっ!離して!」
掴まれた腕を振りほどくと屋上から走り去った。
「十和田!俺は18時にはこの街を出る!アンタにその気があるなら駅に来い!」
遠くで相馬の声が聞こえた。
鼓動は異常なまでに早くなり、顔は溶けてしまいそうなくらいに熱い。
それでも私は家までの道を止まらずに走り続けた。
<前へ
23 /82
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
雲路の果て ©著者:ゆえ
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.