｢オマエ、ちっと顔丸くなったんじゃない？｣

｢…久々に会うなりそれですかい…｣



そんな会話すらいとおしい

カズヤとの久々の逢瀬



部屋に入るなり、珍しくカズヤは言葉もなく強引にワタシを押し倒した

荒々しく欲望に任せて求めてくるカズヤに驚いて体が固くなったけれど

カズヤの熱い舌の感触にすぐにワタシも快楽の波に飲まれてカズヤを求めてしまった



会えない時間は２人を燃え上がらせる



カズヤが激しく攻める度に漏れる喘ぎ声が自分のものじゃないみたいだ

激しく打ち付けられて身体が宙に浮いているような感覚に更に矯声をあげた



でも



ワタシがぐったりしても取りつかれたように無理矢理攻めてくるカズヤに

微かに何か違和感を感じた


ワタシを愛しているというより、何かを吐き出すような

そんな性急すぎるセックス

まるで犯されているようだ

今までそんな一方的な行為は一度もなかった

それなのにやめてと言わずに感じて喘ぎ続けるワタシもけっこうなスキモノだ



ドロドロの欲望にまみれた行為に２人とも

文字どおり力尽きるまで溺れた