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8章:回想〜狂っていく何か〜 (1/12)

8章:回想〜狂っていく何か〜

ライブハウスに足を運ばなくなってしばらく経った

ワタシは17才になった

その年

ワタシは初めてカズヤと結ばれた

初めて感じる痛みと共に

愛する人とようやく一つになれた喜びで満たされていた

実は、付き合い始めの頃に

カズヤにこう言われていた

「俺、ヨウコが18になるまでは手ェ出さないから。ちゃんと結婚できる年になるまで待ってほしい。俺、結婚したいと思った女にこそ、最後の最後まで手を出したくないの。なんてカッコつけて言ってるけど、我慢できなくなっちゃったらゴメンな〜」



結局1年ももたずwww



でも、嬉しかった

それだけワタシを求めてくれた

ワタシはやっと女になった

ライブには行けないけど

カズヤと過ごせる一時は

いつも満たされていた



そんな時

久々にライブに行く事ができた

業界関係者の来るライブで

その近くにヒトミさんと一緒なら

大丈夫だろうという判断だった


久しぶりにレクイエムのライブを

見ることができると思うと

まるで遠足前日の子供のように

浮かれていたワタシ





歯車が静かに狂っていく音が

ワタシには聞こえるはずもなかった
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アナタが歌うとワタシは、 ©著者:廉華

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