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7章:お地蔵さん (1/3)

7章:お地蔵さん

クラスメートの藤原君がおかしいことな何ら違和感を感じなくなってきた今日この頃。
晴れて俺らは最高学年となったわけだが、受験やら就職やら面倒なことで忙しくなるのもまた事実。
なら今の内に遊んでおこうと、俺は仲間たちと集まった。カラオケにする?ボーリング行く?と高校生らしい会話をしていた俺だが、
その集まりに藤原君がいたことによって事態は変わった。
「心霊スポット行かね?藤原いるし」
と、誰かが言い出したのだ。みんなも何故かノリノリで、藤原君はもちろん満更でもなさそうな表情をしていた。
「やめようよ!!藤原君の存在でもう充分じゃん!!」と俺は止めたが、
好奇心に火がついた皆を止められるはずもなかった。
そして、地元では割りと有名なアパートに行くことになった。心霊スポットというより、自殺の名所っていうか、過去5年の間に4人も自殺してるアパートだ。
激しく怖い。てゆうかニヤついてる藤原君が激しくキモい。
しかしみんな気にする様子もなくアパートに入って行った。階段を踏む度にギシギシと嫌な音が鳴る。正直幽霊より階段が壊れたほうが怖いなあと思った。
そのとき、
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藤原君 ©著者:hare

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