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6章:走 (1/10)

6章:走

俺は全力で走った。


致死率100%と言われるドッペルゲンガーから逃げる為に。

頼みの綱のジョンは居ない。

周りに居るのは敵ばかりだ。

狭いビルの屋上。逃げ場など無かった。


俺は出入り口のノブを回した。鍵がかけられている。ビクともしない。


後方には俺が居る。俺に触れたら俺は死ぬ。


「おいおい、もういいだろう!?手間取らせんじゃねぇよ!!」


巨躯の男が苛立つ感情を剥き出しにして怒鳴る。

俺が迫ってくる。

俺はこの時、必死に考えた。

逃げる方法を。助かる方法を。


俺は屋上のフェンスを乗り越えた。


「これは夢だ。夢なんだ。現実じゃない」
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つきまとう女 ©著者:hare

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