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11章:家
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11章:家
涼は何度も連絡くれた。
あたしは誰とも連絡を
とらなかった。
とれなかった…
2週間後
愛ちゃんから電話が鳴った
『レイどこにいるの…』 『心配かけてゴメンね』
『どこにいるの!』
あたしは愛ちゃんに
居場所を伝えた…
愛ちゃんは
涼が心配してること…
涼が仕事に行ってないこと…
泣きながら話てくれた…
迷惑かけて心配かけて
『ごめんなさい』
家のドアが突然開いた…
そこには涼がいた…
涼は靴も脱がず家に入ってきた
『勝手にきめるな!』
『俺はお前と別れてない』 『帰ってこい!』
おもいっきり抱きしめられた
涙の止まらないあたしは
何も言えなかった。
2週間ぶりの家
ビールの缶や焼酎の瓶が
たくさん転がっていた。
『レイお前の家はここだよ…』
『うん…』
『もう何処にも行くな!』 『わかってる…ゴメン』
何ヵ月ぶりに涼に抱かれた
涼はそのまま眠っていった
あたしはシャワーを浴び
部屋を掃除した。
涼が目を覚ました
『レイ〜』
『何〜』
『いるよな』
『涼のそばにずっといるよ』
やっと涼が笑ってくれた。
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