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10章:うつ病 (1/1)

10章:うつ病

涼は時間が許すかぎり
あたしと一緒にいてくれた
薬の量も少しずつ減らした。


まともな生活も少しずつ
出来る様になった。


涼は当たり前の様に
NO.から落ちた…


涼 ごめんなさい。


レイと一緒にいると
涼がダメになる…


そんなことばかり
考えるようになっていた。



涼へ
いつも迷惑ばかりかけて、   ごめんなさい。
これ以上、涼を苦しめたくない ので家を出ます。
涼のことは忘れません…


手紙の上に
ネックレスを置いた。


毎日していた、涼とお揃いの
ネックレス…


2年間一緒住んだ部屋を出た。


涙が止まらない…


仕事を見つけないと…
これからは一人で生活
するんだから…


泣いてばかりいられない。

とりあえず、不動産屋さんに
向かった…


ワンルームマンションを借りた。



一人でいると考えるのは
涼のことばかり…


涼から何度も連絡が入っていた。

メール
受信 涼   
どこにいるんだ!連絡しろ!
すぐ帰ってこい!


涙が止まらなかった。



涼に連絡は出来なかった。
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ルール ©著者:フレンチ

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