愛ちゃんのお店がオープンした。

涼と２人でお祝いに向かった。


愛ちゃんは着物姿で、すでにママとしての貫禄が漂っていた…

『愛ちゃんおめでとう』
『ありがとう』
『素敵なお店だね…ママ』　　　『まだまだママなんて！』

久しぶりに愛ちゃんと
いろんな話で盛り上がった

『今度は家に遊びに来て』　　　『ぜひ、おじゃまするね』　　　『待ってるからね…』
『田村さん家にね(笑)』


楽しい時間はあっという間に　　過ぎた。


涼が『もう一軒行こう』と　　　タクシーを止めた。


あたしが働いていたクラブ…　　レイのもう一人の母親のお店。

『まだ入籍したこと伝えてないだろ？』
『うん』


ママが優しく迎えてくれた
入籍の報告と最近の近況を報告した。

ママは喜んでくれた。
店長も従業員の皆も…


ありがとう…涼
涼の優しさが嬉しかった。