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13章:本編4③
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13章:本編4③
師匠は針の上を跨いで、円の内側に入り込んだ。
その緊張したような声色に引っ張られるように、他のみんなもそれぞれ畳に刺さった針の円に入る。
勘介さんだけは「ふん」と鼻で笑い、その場でそっぽを向いてしまった。
六人が注連縄の中、一人が外。
大広間の中は、
これからなにが起こるのか固唾を飲んで見守る雰囲気になっている。
「さあ、そろそろですね」
師匠が時計を見ながらそう言う。
それからほどなくして、遠くから鐘の音が聞こえ始めた。澄んだ冬の空気を震わせて、遠い若宮神社から聞こえてくる時の鐘が。
十秒ほどの間を空けて、鐘の音は休まず続く。
二回目。三回目……
最初の三回は捨て鐘。そして次からが暮れ六つだ。
四回目。五回目。六回目……
室内にいる誰もが押し黙っている。ただ微かに聞こえる鐘の音に耳を澄まして息を飲んでいた。
七回目。八回目。九回目……
最後の鐘が鳴り止んで、その余韻が耳の奥にわずかに残り、幻のように反響している。
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