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2章:運命の糸
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手を繋がれ連行されるようにきらびやかなお店に入りました
ループ
妖しい店名です
きっと貞子のように脱け出せない感じなのでしょう
『いらっしゃいませ』
沢山の声に圧倒され店内のお洒落加減に圧倒され 革バリのソファーに浅く座った
鞄を抱き絞めて
『ホスト来たことある?』カケル様が耳そばで囁く
『いえ…TVで観たことあるくらいです…』
『うん?ごめん音楽うるさくて聞こえない』
『TVでしかお会いしたことありません
』
ちと大きな声で話した
ニコッと微笑むとカケル様は私の頭を撫でて何処かに行かれてしまいました。
あっ
指名ね
スーツを着た男性が近づいて来る
『いらっしゃいませ』
膝をつき挨拶した男性に 『カケル様を指名します』と大きな声で右人差し指を立て伝えた
その瞬間
先程の爆音が終わって私の声は店中に響いた
一斉に集まる視線
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