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5章:+援交+
ケイタに最悪な別れを切り出されたあと、私は道の真ん中でワンワン泣いた。
麻美は私が泣き止むまで傍にいてくれた。
どうしてこんなに涙が出るんだろ…そんなに好きじゃなかったのに…
本当は好きだったのかもしれない。
カッコつけて周りには好きじゃないからと強がっただけなのかもしれない。
自分のことなのに自分が分からなくなっていた。
あとから聞いた話し、何故ナンパ待ちしていることがケイタにバレたのかというと、遊んでた男の大半がケイタの友達だったらしい。
写メやプリなんかも男らと撮っていたから、何人かがケイタに見せたらしく、それでバレた。
けどケイタは写メやプリを見ても絶対違うと最後の最後まで私を信じていたらしい。
私の噂が本当だったこと、ホイホイ車に乗ったことで私達は最悪な結末になった。
最後まで信じていたのに、この時の私には裏切られたケイタの気持ちが分からなかった。
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