ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

30章:奥が鏡張りになっているエレベーター (1/2)

30章:奥が鏡張りになっているエレベーター

友人の住むマンションのエレベーターは、奥が鏡張りになっている。
家に遊びに行った時、その友人が俺にこんな話をした。

「エレベーターって、入口の方を向いて乗るじゃん、そうすると鏡が背後でしょ」
「ま、確かに。普通はそうやって乗るね」
「でね、乗ってる時に、なんだか背後に視線を感じる時があるんだよね・・・」
「え?おいおいまさか・・・」
「だけどよーく考えたらさ、背後の鏡に映ってる自分の視線なんだよねw」
「やっぱりそう来たか。
 そりゃお前、勘違いってヤツだぞ。
 背後の鏡に映ってる自分は背中を向けた自分。視線など感じるわけがない」
俺がその理論を述べると、友人は「あはは、そっかーw」と笑っていた。

夜も更け、友人宅をおいとました俺は、件のエレベーターに乗る。

ん?
・・・なんだか背後に視線を感じる?
そんな馬鹿な話あるわけない。
さっき理論的に解明したばかりじゃないか。
気になり、背中を向けたまま手鏡で覗いてみる。
もちろん映るのは俺の背中。
ふと振り返ると、鏡に映るのは眼鏡をかけた俺の顔。
・・・当たり前の事だ。
馬鹿馬鹿しい、何やってんだ俺はw
自嘲の笑いが込み上げて来た瞬間、突然グラッと大きな揺れを感じる。
41 /45

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

意味が解ると怖い話 ©著者:hare

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.