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15章:おまえの隙間 (1/1)

15章:おまえの隙間

ぼくたちあわせて一人しかいなかった
ねぇなんでこっち見てるの?
なんであの時連れてってくれなかったの
気付かないほうがよかった
今日は、家でじっとしていよう
「おまえの隙間につめこむよ」

月夜に燈せ道しるべ
お狐さまには四度まで
少女が左足を引きずりながら近づく
降りしきる雨の中踊る貴女を見つめる
黒い黒い少女は踊り。狂う
地面にへばりついた飛び散る臓物
「おまえの隙間につめこんだ」
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意味が解ると怖い話 ©著者:hare

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