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20章:いたずら (1/12)

20章:いたずら

店を出た後急いでエレベーターに乗り、一階のボタンを押した


エレベーターの中は店の中とは正反対でとても静かだ


その静けさが何だか私の心に響く

エレベーターが開き外に出ようとした時


なにこれ...


頭の中がグルグルまわり立っていられなくなった



私はその場に座り込んだ



昔から良く乗り物酔いをしていた


きっと久しぶりに飲んだお酒の酔いがエレベーターに乗ったことでまわったのだろう



情けない...


自分が本当に惨めに思えた





10分くらいたっただろうか


一向に気分が良くならない



むしろ悪くなっている気がした



だけどここにずっと座り込んでいるわけにもいかない


私は、やっとの思いで立ち上がり、フラフラしながら歩き始めた








思いっきり人にぶつかりよろめいた


「おい!大丈夫か?」


私は意識が遠のきそうなのを感じながら

「すみません」
そう声をふりしぼって言った


すると


「結菜...」



えっ?


今私の名前...



知り合いか...よかった...

そう思い顔を上げた




その瞬間私の中、思考回路が停止した




「來紀くん...」



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歯車 ©著者:ゆな

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