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19章:絶望 (1/13)

19章:絶望

「結菜ーいつまで寝てんのーいい加減起きなさい!」

甲高い声が私の耳元に残る



きついな...




「うん...そろそろ起きる」



「ねー携帯鳴りっぱなしだって!」
そう言いながら携帯電話を渡す真紀




「体調悪すぎて電話なんて出れない...」
私は聞こえるか聞こえないかの声でそう言った










あれから一週間...







飛龍くんがごめんそう言った時の光景が頭から離れない











あの日私は家を飛び出した










あの「ごめん」が何を意味しているのか分からない










だけど私が本命ではないというのは事実だろう











とっさに家を飛び出していた





何も考えられなかった....














悲しいという感情だけは無情にも感じるのだ
















「結菜電話いい加減でなってば!」

そう言いしつこく私に電話を渡してくる






着信の相手は飛龍くん


















あの日から毎日電話がかかってきていた





梨香さん....


















結局事実はまだ何も分かっていない







分かっているのは



















私と飛龍くんはもう一緒になることはない






その事実だけだ

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歯車 ©著者:ゆな

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