それから私は、学校とバイトの繰り返しで忙しい毎日を送っていた



バイトのみんなとも仲良くなって飲みにいったりして、たまに寂しくなったりもしたが以前に比べれば充実な毎日を過ごしていた

「おつかれさまでした！」


この日もバイトが終わり家に帰ろうとしていた
ただ一ついつもと違うのは龍雅が休みで隣にいないということだけ



と思っていたけどやっぱりこの日はいつもと違っていたのかもしれない




この日に限って私はブランド物のバックを持っていた




家までの帰り道。
必ず風俗街を通って帰る
かなりの近道だから




真紀に電話しようと鞄に手をかけたその時


「すみません。今何してるんですか？」

そう後ろから男性に声をかけられた


そして私は後ろを振り向いた
そこには真新しいスーツに髪は金に近い茶髪。
長めでかなり髪を盛った男の人が立っていた