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4章:今
ここぢゃなんだから場所変えようか。
そう言われたどり着いたのは、ホストクラブdark。
そう。麗斗さんの働く店だ。
そして來希くんの働く店・・・・
もう来ることはないと思っていた
來希くんと出会った場所。
それだけで胸苦しくなるのが分かった。
私と麗斗さんは二人で話をしたことなんて今まで一度もない
気まずい雰囲気が二人を包み込む
そんな中
「結菜ちゃん最近元気?」
麗斗さんが口を開いた
「元気ですけど」
そう淡々と答えた。
來希のことを今でも考えているなんて知られたくなかった
「本当に?」
遠回しに聞いてくる麗斗さんに少しイラついてきた。
それほど心に余裕がなかったんだ
「何が言いたいんですか!?
來希くんの話でしょ!?私と來希くんの間には何もありません!」
そう叫んでいた。
いっぱいいっぱいだった。
ここは來希くんと出会った場所・・・・
初めて話した会話
初めて手を握られたこと
思いださない分けがなかった。
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