『お疲れ様ぁ〜』

夏美の元気な声がスピーカーから響いた。

『お疲れサマ(笑)続けテ、もう一本イケるヨ？夏美どお？』

シュウは部屋の隅に腰を下ろしカメラに視線を送る。
『え――、今日は止めようよ…何気に疲れちゃったよ…』
『OK、シャワー浴びてクルよ』
シュウは言い立ち上がる。
「俺らも出るか…」
「えぇ」

両脇のケンさんと赤城が同時に立ち上がる。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ……
ケンさんの携帯が鳴り

「もしもし…」
ケンさんは俺と赤城に手で『ちょっと待て』と合図すると部屋から出て行った。
………………………………………………………………………………………………………………………………続く沈黙…

「……どうだ……慣れたか？」
赤城が先に口を開いた。