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6章:島 (1/10)

6章:島

「大輔、立てるか?」

空腹で…喋る気力もない俺は無言で頷く。

ケンさんは俺の足かせを外し立つように目で促す。

俺には選択肢はない…
逃げる事も自殺する事も許されない。

俺はふらつきながらも、何とか立ちケンさんが待つ扉へ向かう。

ケンさんは俺が近くまで行くと、扉を開き俺を部屋の外に出した。

部屋の外には夏美とシュウが待っていて、「行くよ」と前を歩き出す。

俺はその後に付いて行く。
シュウが先頭を歩き階段を少し駆け足で上がり扉を開けた。

……風……

潮風が流れ込む……

何日振りかの外の空気は
俺の気持ちを少しだけ元気にさせてくれた。
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壊れた人間 ©著者:まちゃ

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